そう言ってまた前を進もうとした時-

ドスッ

「す…ッすみませんッ!!」

そう言ってパッと顔を見上げると…

いるはずのない迅の姿が--

「ど…ッどうして…」

「もう離さねぇから…だからそんな辛そうな顔すんな…俺が一生傍にいてやるから…」

「そッ!!そんなの嘘に決まってる!!あんなに一緒に喜びあって、涙を流して…仲間だって誓いあっても…結局はみんな裏切り者だって逃げた…ッ私を見捨てたッ…永遠、一生だなんて言葉ないんだよッ!!」

「俺がお前に本当の仲間っていうモンを見せてやるよ。だからもう一度信じてみねぇか…?




---覇王の姫になって欲しい…。」


「…へ…?」