元姫様は愛されたい



「ここは…どこ…??」




ゆっくりと体を起こすと見慣れない景色が広がっている…





「ッ!!」








私に気付いたのであろう


数人の男の子がこちらに向かってくる…




私の頭にあの残酷な映像が流れ出す-







「ヤダッ!!私は何もッ!!」

「おいッ!!大丈夫だッ!!
もう傷つけたりしねぇッ!!」








そう焦ったような…


でも優しさを含んだ声は-












あの真っ暗闇で私を光に導いてくれた声と似ていたんだ---