屋上にいる2人。 風に乗り、ふわふわと浮くキャップ。 その前後の記憶がパズルのように次々と重なっていく。 「舞空…」 アカリが心配そうに背中を摩ってくれている。 心の奥底に眠っていた記憶。 絵。 屋上。 キャップ。 私は……すべてを思い出した。