「芙羽梨は恐縮しすぎ。これからはこれが普通になるんだから、いちいちお辞儀とかしなくていいの」 「う…でも…」 「芙羽梨は優しいね、ほんとに。そういうところも含めて芙羽梨が好きなんだけど」 「っ…」 先輩のストレートすぎる“好き”に、ドキドキが隠せない。 「あ、顔赤くなった。可愛いなぁ、もう…」 「は、早く学校行きましょうっ…!」 「ふっ、うん…それもそうだね」