「おはようございますっ…!昨日はありがとうございました…っ…!」




朝から爽やかな詩音先輩に圧倒されながらも、挨拶とお礼を言いぺこりとお辞儀をする。




「お礼なんてするほどでもないよ。僕が連れていったんだから普通のことでしょ?まだ早いかもしれないけど、車乗りな?」




「はい…!」




ほんとに車で登校するんだ…なんて思いながらも、先輩がエスコートするように車のドアを開けてくれたので、またまたお辞儀をしながら車へ入る。