「時間がかかるかもしれません…だけどっ…先輩と一緒にいたいし、過ごしたいって…そう、思ってるんです。だからっ、頑張ります。先輩のことを、好きになりたい…っ」 こんなに思ってくれてる先輩を…好きになりたい、だから…。 「だからっ…少し、待っててくれませんか…っ?」 「っ…もう、ほんとにずるいよね、芙羽梨は。そんなの、いくらでも待つから」 さっきよりも強く抱きしめてくる先輩は、とても嬉しそうな顔をしてそう言ってくれた。