僕の小さい頃の写真を見て、そんなふうに笑ってくれて…。 こっちが思考停止する。 「だから、私は見てて楽しいで…」 頭で考えるより先に体が動いていた。 「っ、詩音先輩…?」 無性に抱きしめたくなって、芙羽梨を腕の中に閉じ込める。 …ダメだ、やっぱり抑えが効かない。 芙羽梨には、“男の部屋に2人きり”でいるという認識ができているのかいないのかわからない。 多分できてないだろう。 じゃなかったら、そんなに無防備な姿は見せないはずだから。 「…言ったのに。可愛いことするの禁止って」