芙羽梨が僕の部屋にいるところを想像してしまい、慌てて消す。



大丈夫、今我慢できてるんだからきっとなんとかなる。



最悪、トイレと言って席を立てば何ら問題はない。



「もちろんいいよ。でも、全然つまらないからね?」



「そんなことないです!詩音先輩が過ごしてる部屋を見てみたいだけなので…!」



「うーん、何もないんだけどなぁ」



芙羽梨の部屋は本当に可愛かった。



ぬいぐるみがたくさんあって、どれも大事にしていることがわかるくらい綺麗だったし。