連れてこられたのは砂浜。 だけど、普通の砂浜じゃない。 「…私が詩音先輩とお話したところ、ですよね」 正確には、詩音先輩と付き合うことを不安に思っていると私が詩音先輩に伝えた場所。 そして、そこから少しづつ私たちの関係が進み始めた大事な場所だ。 「よかった、覚えてくれてて」 ホッと安心したようにそう言う先輩。 「わ、忘れるわけないですっ…!」 詩音先輩と過ごした思い出は、何一つ欠ける事なく覚えている。