「ちょっと髪の毛触るね」 「あ、はい…」 詩音先輩の手が髪の毛に触れ、少しだけ緊張して肩に力が入る。 「…うん、できた。見てみて」 「あっ…はい…!」 首元にヒンヤリとした感覚。 お気に入りの手鏡をカバンから取り出して見てみると、キラリと光るネックレスが揺れていて。 「…っ、可愛いです」 私はネックレスとかあまり着けたことがなかったから、似合うか不安だったけど。 「…やっぱり似合う。芙羽梨のために作られたみたい」 詩音先輩も言ってくれている通り、自分でも似合ってると思える。