「じゃあ、もらってもいいですか?」
「どうぞ。はい、あーん」
私が頷くと、早速スプーンを手に取り差し出してくる先輩。
〜っ、誰も見てませんように…!!
「っ…?!あ、あーん…」
羞恥心に駆られながらも、誰にも見られていないことを願って口を開いて待った。
つるんとしたゼリーが舌に落ち、ほんのりとした甘さを感じる。
「ん…!あれ…おいしい…?あ、でもあとから苦味が…」
一瞬美味しいと思ったけど、やっぱりコーヒーの苦味がどんどん舌に馴染んでいく。
大人の味…という感じが、どうしても苦手みたい…。
「…えっと…やっぱり無理でした…すみません…」



