「わぁっ…海…!!」
駅を下りると、目の前いっぱいに海が広がっていた。
駅に近づくにつれて、詩音先輩から「外はあまり見ないで」と言われて、全然景色を見れないと思ってたけど…。
外を見たら、海に来るってわかっちゃうもんね。
「冬だけど、綺麗だよね。久しぶりに来たかったから芙羽梨と一緒に来ようと思って」
「…嬉しいです。ありがとうございます…っ!」
「なんで芙羽梨がお礼言うの。言うのは僕の方」
詩音先輩はそう言うけど、そんなことない。
私と来たいと思ってくれたことが、何より嬉しい。
それに…なんだか見覚えがあるような…?



