これまで何百回「可愛い」と言われても、未だに慣れないしときめいてしまう。 それと、私にも芽生えてきたものがある。 「っ…芙羽梨、どこでそんな言葉覚えてきたの。もう…」 顔を手のひらで覆い隠した詩音先輩の耳は、ほんのり赤い。 「だめ…でしたか?」 「…ううん、嬉しい。もっと言ってくれてもいいよ。僕は芙羽梨のものなんだから、そういうと感情を抱いて欲しいって思う」 そう。私は詩音先輩に対して独占欲というものがあるということを知った。