「おはよう、芙羽梨」




「お、おはようございます…っ」




「今日もほんとに可愛いね。登下校中が心配…明日から迎えに行こうかな?」




「そ、そんなっ…大丈夫です…!」




大波乱の昨日が過ぎ、今は生徒玄関の下駄箱で詩音先輩と話しているところ…なんだけど…。




尋常じゃないくらいの視線が、私に突き刺さる。




主に、女の子たちからの視線が痛い。