『じゃあ、また明日ね。おやすみ』



「お、おやすみなさいっ…」



最後の「おやすみ」が、耳元に落ちてきてくすぐったくなった。



電話で話している分、いつもと違う先輩の声にドキドキして…。



先輩も眠れないと言っていたけど…私もだ。



こんな状態じゃ眠れるわけないよ…っ。



詩音先輩の電話を切ったあと、下に降りたらお母さんのニヤニヤした顔で見られてとても恥ずかしかった。



こうして、詩音先輩の訪問は終了したのでした。