…あ、そっか。詩音先輩はここに泊まっていくのかな? だからわざわざ部屋をとったのかも。 なんてのんきに思っていたら、詩音先輩は衝撃発言を落とした。 「なんか他人事みたいにしてるけど、芙羽梨も泊まるんだよ?」 「…………えっ!?」 当然でしょ?と付け加えた詩音先輩だけど、私は思いもよらない自体に全く呑み込めない。 「私、あんまり遅くなっちゃいけないって言ってませんでしたっけ…?」 ちゃんと事情は説明してあるし、先輩も納得しているはず。