王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】


でも、不思議と圧迫感は感じず、むしろ居心地がいいくらい。




「芙羽梨、こっちおいで?」




「えっ…」




詩音先輩はもうベッドに横になり、私を手招きしている。




「ふかふかで気持ちいいよ?」




「…っ、はい」




少し恥ずかしいけど、先輩の胸に飛び込んだ。




本当にふかふかなベッドで驚くと、詩音先輩はくすりと笑う。




「ふ、芙羽梨目がまん丸」




「だ、だって…本当に気持ちよくて…」




私もいつかこんなベッドで寝てみたいな…なんて思っていると、先輩の香りが鼻をかすめた。