「ふっ、うん…こちらこそ、ありがとう」 詩音先輩の温かさが、優しさが…気持ちを伝える怖さも忘れちゃうくらい、私を勇気づけてくれる。 ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱ 「芙羽梨の時間が許す限りは、ここでゆっくりしよう。お腹いっぱいだし、しばらくはいいよね?」 「は、はい」 詩音先輩から素敵なケーキを頂いて食べ終わったあと。 先輩が取ってくれたという部屋に到着し、入ったのはいいものの…。