王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】


そんな至れり尽くせりなんてダメだと思う。




「奢らせて欲しい…って言っても、ダメ?」




これだけは譲れない…と、何を言われようと揺るがないよう強く決心したんだけど。




そんな捨てられた子犬のような目で見つめられたら、もう何も言えなくなってしまう。




「う……その…じゃあ、好きな物頼みます」




さっきまでの決心はどこへ行ったのか、アッサリと負けてしまった。




私がそう言うと、詩音先輩は満足そうに微笑んだ。