〜っ!!どうして気づかなかったんだろう…ここ、まだどこかの部屋でもないただの廊下だった…! 「…はぁ、邪魔しないでくれない?」 「邪魔してるのはそっちの方だよ?全く…君も、気をつけてね?」 「す、すみませんでした…っ!」 思い切り頭を下げ謝る。 これは謝罪だけで済まされていいものじゃない気もするよ…。 「ほら、やるなら他でやってよ。わざわざ言いに来た僕の身にもなってよね」 「わかったよ。言われなくてももう帰るから。行こ、芙羽梨。家まで送る」