「…っ…詩音先輩が、勝った…」 一気に緊張が解けたみたいに、その場に座り込む。 彩凛ちゃんはギョッとして、同じように屈んでくれた。 「だ、大丈夫…?って、そりゃあんなに大きな声出してまで応援したい相手が勝ったんだから、当然か」 「うん…よかったぁ…」 これで、詩音先輩への気持ちがどれだけ強いか思い知った。 かずくんに対してこんなに酷いことをしたのに、先輩が勝ったことがとても嬉しく感じてしまう。