「…いきなりごめんな。困らせるってわかってる。でも、それを踏まえた上でリレーを見ててほしい。応援、してくれるんだろ?」 「あ…う、うん…」 「まぁ、そういうことだから。じゃ、俺行くな」 そう言い残して、かずくんはリレー選手が集まる場所へと行ってしまった。 …私も戻ろう。彩凛ちゃんが待ってるよね。 詩音先輩とかずくんが、リレーに出る。 もちろんかずくんも応援したいけど、私は詩音先輩のことが好き。