あの誰にでも優しくて、みんなに人気のかずくんが…私のことを好き…? …なんて、そんなことあるわけないよね。 「うん、私もかずくんのこと好きだよ…?」 同じ気持ちであることを伝えると、かずくんは首横にブンブンと振る。 「違うよ。俺が芙羽梨に向けているものは、幼なじみとしてとか、友達としてじゃない。異性として…一人の女の子として、芙羽梨のことが好きなんだ」 かずくんの口から出てきた直球すぎる言葉。