「…こちらこそありがとうございます…っ!」




やっぱり詩音先輩は変わってる。




でも、そんな優しい詩音先輩だから好きになったんだ。




「詩音先輩は…最後のリレーに出るんですよね?」




「そうだよ。応援…してくれる?」




少し不安そうに聞く詩音先輩に、訳が分からず首を傾げる。




「…?応援するに決まってるじゃないですか。詩音先輩が走ってる姿見るの楽しみにしてます。頑張ってください…!」