「っ〜!!」




そんなに大きな声で言わないでっ…!!




アナウンスが流れた途端、顔が熱くなっていく。




「…へぇ、芙羽梨にとって僕は“甘いもの”って認識なんだ?」




「っ…もう、やめてください…っ…」




放送委員さんと一緒にニヤニヤしてるから、余計いたたまれない。




こんなことになるなら、何か違うものを探せばよかった…。




一人で後悔していると、詩音先輩は私をグイッと引っ張って抱き寄せて…。