ずっと昔から、芙羽梨しか思ってない。




なのに…。




「ここが生徒会室か…。無駄にでかそうだな…」




考え事をしていたら、いつの間にか生徒会室に着いていた。




ーコンコン




「失礼します」




ノックをして入ると、そこにはあの生徒会長と見知らぬ男がいた。




香月生徒会長と…誰だ…?




「ほら、来たから帰りなよ。この子と話があるから」




「え〜、久しぶりに詩音と帰ろーと思ってたのに〜?」




「…今度ね」




「はーい。じゃ、後輩くんもごゆっくり〜」




後輩くんって、俺のこと…だよな?




「あ、はい」




ほんとに誰なんだ…。