渇愛の姫



「…っ」

ひやりと冷たい手が、ゆっくりとお腹をなぞる。

つい出てしまった声がバレないように必死に下唇を噛んだ。


「や…」


ただでさえ冷たい手で触られ、体が冷えたのに上着を脱がされて更に体が震える。



…いや、この震えは恐怖からのものか。





「俺もう我慢できねぇ。」


私に跨ったままの男が私の下着に手をかけた時、そのあとの光景が見えて目を瞑った。