そして俺は梓ちゃんに服を着せて、結雅のところへ連れていった。 「…玲緒、説明。」 梓ちゃんの姿を見て察したのか、新は怒りに震えていた。 そして俺は全部を話した。 「…玲緒、自分を責めることはないよ。」 蒼空は俺を心中を察してか、優しい言葉をかけてくれたけど。 「新も。…後は結雅に任せよう。」 蒼空だって本当は心配で、怒りで今にも飛び出していきそうなくせに。 その時だけは俺たちを落ち着かせるため、自分の気持ちも封印したんだろう。