「あ、ありがとう…東堂さん。」 「梓でいいよ!」 駆けつけた先に2人はいた。 てきぱきといじめられていた子の手当をする梓ちゃんはニコニコで、いじめられていた子も怯えた顔はとっくに消えていた。 「でも東堂さん、女の子がああいう風に男の前に立つのは危ないからね?」 蒼空は少し梓ちゃんと話したのか、もう既に仲良さげに話している。 「…女の子に手を出す男なんてサイテーじゃない。」 その時の梓ちゃんの顔は今でも忘れない。 常に笑っていた彼女の最初で最後の憎しみ顔だったから。