そろそろ12時になるけどまだ立てないや。 あれからやがて4時間。 こんな寒い中びしょ濡れで屋外。 「死にそ…」 本当にこのまま眠気に任せたら死にそう。 まるで雪山で遭難した人みたい。 「…………」 なんであの時逃げなかったんだろ。 逃げれたはずなのにね。 もう死にたかった? …いや、死にたくはなかった。 なんで死にたくなかった? …なんでだろう。ただ、意識を失う瞬間頭に浮かんだのは…結雅たちの顔だった。 「…バカみたい。」