「ごめん。色々ありがとう、もう帰るね」 ここが何処なのか、この人たちが何者なのか。 …あの、壁にかかってる特攻服が何を意味するのか。 「じゃあ送っていく。」 テーブルの上に無造作に置かれていた鍵を拾い、結雅は部屋を出ていった。 その後ろをついていくとすぐに階段があり、その下はさっきまでのお家のような場所ではなく冷たいコンクリートの倉庫のような場所だった。 そこにも人がちらほらいて、通る度に会釈をされたけど。