渇愛の姫



いや、あのニヤつき顔を見ると企んでたのかも。


「今日はそこで寝ればぁ?どうせ心配して探す人もいないんだし!」


そう言って森山さんは乱暴に倉庫のドアを閉めた。

鍵の閉まる音もした。




「…最悪。」


この倉庫今は使われてないから古いしサビ臭いし、所々ヒビ入ってたり穴あいてたりで寒いし。



携帯はあるけど、かける相手なんていないし。









「仕方ないか。」


助けてなんてここで叫んでも誰にも聞こえない。


叫ぶつもりもないけど。