「すごくいいよ、その表情!騙されて、悔しくて、けど…必死に唇を噛んで耐えてる表情。」


血の味がする。

そして、目の前が暗くなった。



「君の血って美味しいね?」



唯一の光を、それに対する感情を弄ばれたこと。


それは私の心を、また殺した。