「それじゃこれで。」


園川くんは私の肩を離し、にこりと笑った


さっきまで取り繕うとかどうとか言ってた割には…素晴らしい笑顔だなおい


「じゃーな西村」


「はい…また」


でも


去り際に私を見た顔は…取り繕いでは…なかったかな


「姉ちゃん」


「あ、ごめんね遅くなって。」


「俺あの人嫌い」


…え"


「な、なんで」


「嘘くさい」


ブッ


思わず吹き出してしまった


「なに」


「いや…ふふ、うん。確かにね」


「なんでそんな笑ってんの」


「気にしないで」



さ、ご飯だ〜


ご飯作ろう


「姉ちゃん」


「…な、なにしてんの?」


なぜか快斗は私の肩をポンポンとはらっている


「消毒」


なにそれ


「…ご飯作る」


快斗ムッとしてる


珍しいな



「私も手伝うよ!一緒に作ろ」


「…うん。あとさ…姉ちゃん」





「なに?」


「その服…似合ってないから着るのやめなよ」


……


「ええええええええっ!」


園川くんと言ってること真逆なんだけど



「足出し過ぎ」



「ええ〜…」


そこ?