「西村華乃」
ぐい
掴まれていた腕を引っ張られて長谷川くんの体がすごい近くに見えたと思ったら
ぎゅう
背中に回る、少し熱い手に言葉を失った
「西村華乃…ごめん。追い討ちかけるようでごめんけど…ちょっと焦ってる。
西村華乃の頭ん中があいつでいっぱいすぎる。
もう俺がもちそうにないから言わせて」
え、なに、どういう
「好き」
…え?
「西村華乃が好きだよ。恋愛感情で」
恋愛感情…?
それは、私が園川くんを好きなのと同じ好き?
ってこと?
「俺は好きだからハグするし、キスするし、近づきたいって思う。俺は友達だと思ってるやつにこんなことはしない」
私の悩みを
…ちゃんと言葉にしてくれる長谷川くん
「でも、今西村華乃の頭ん中は別のやつでいっぱいだってわかってる…だから俺にチャンスをちょうだい?」
チャンス?
「西村華乃を落とすチャンス」
「え?」
「ようするに、俺のことを好きにさせて見せるっていう宣戦布告」
なっなにを…!?
「覚悟してね?俺本気出すと結構しつこいから」
え、ちょ
長谷川くんの腕の中から解放されてぽかんとしている私の頭に乗るまだちょっと熱い手
…
えと
なに?どういうこと?


