「えー!違うのー?」
「じゃあ何何ー?」
「友達だよ」
いつも通りの笑顔で私にしかわからないめんどくさそうな声で答える
友達
…なんでだろ
…私には友達なんて呼べる人、数多くは存在しない
あの憧れで、見てるだけだった片想いの相手が自分のことを友達だって言ってくれてる
こんな喜ばしいことないのに
こんなに…嬉しいことはないはずなのに
どうしてこんなにも苦しいのか
それ以上を求めちゃってる自分がいるんだ
なんて贅沢なんだろう
なんて馬鹿なことを期待してしまったんだろう
…ねぇ園川くん
私って結構馬鹿だからさ…園川くんより頭良くないからさ
あんな風にハチマキを交換してくれたりキスされたりしたら
余計に好きになっちゃうんだよ…


