爽やか王子の裏側は





「大翔」


「おぉ、何?」


……


「うわ…まじで?」



さすが、腐っても親友だなお前


何も言ってないのに


多分…伝わってる



「自覚済み?」


「…うん」



はぁと息をついて俺の真正面に立つ

続きどうぞと言わんばかりに片手で俺を促す



「俺も西村が好き」


大翔はスッと目を閉じて再び開いた


「…俺の方が早かった」


「そうだな…自覚したのは大翔の方が早かったかもしれないけど」


だけど



「西村が好きになるのは俺だよ」



結構恥ずかしいこと言ったなって思ったけど


相手は大翔だ


唯一無二の親友で、ライバル


遠慮はしない




「はっ…上等」



大翔は片方の口角を上げて笑った