爽やか王子の裏側は




「西村ー?戻ってこーい」


放心状態だった


「あ、ごめん急なことでして」


「はぁ…あいつ。西村、ちゃんとハチマキ返してもらえよ」





「当然ですよ!渡さなきゃいけない人がいるんだし…」


「…は?」


そうだ、絶対返してもらわなきゃ


この時の私は状況整理に頭が間に合わず、とんでもないことを口走ってしまったことに気がつかなかった



とりあえず、長谷川くんに返してもらわねば


長谷川くんのところへ行こう


ぐいっ




え、なになに


長谷川くんのところへ向かおうとした体が止められる


「どうしたの」


「…え、あの……ん?」


…ん?


園川くんは自分の手が私の腕を掴んでいることを認識した時、パッと手を離した


ええ何、なにがあった


自分から掴んだんだぞ貴様


「ごめ…なんでもない?」


なんで疑問系なのかわからないけど





「大翔のとこいくの?」


「え、うん」


「…そ。」




なんか今日の園川くんおかしい