爽やか王子の裏側は




謎の睨み合い?を微妙な気持ちで見送り、借り物競走がスタートした


「見にいく?」


園川くんが私を見下ろす


「うん」


園川くんの隣でテントの前に立つ


いいのかな


「あ!園川くーん!」


女の子の声が聞こえた

私はとっさに園川くんから離れようとした


でも


ぐいっ


!?

離れようとした私の腕が園川くんによって引き戻される


「あ!西村さんじゃん!さっきすごかったよ!めっちゃかっこよかった」





「あ、ありがとう」


わ、わ、なんかすごい新鮮


「堂々としてればいいんだよ、そこで」


ボソリと園川くんが言った





まじで体育祭万歳だわこりゃ


そのあとも園川くんはいろんな人に話しかけれたけど…


私は逃げることなく、堂々と隣に立ち続けることができた


どうでもいいことのようにみえるけど


私にとったらそうじゃない…