爽やか王子の裏側は



な、なんだったんだ…


相変わらず不思議な人だな


言われた通り長谷川くんのことを悶々と考えながら教室に入場



「か、華乃ちゃん」


入るやいなや顔色の悪い日菜ちゃんが迎えてくれた


「どうしたの?」


なんか、元気ないね


「春海くんが…」


横山くん?


「はるみん!」

「はるみー!」


!!

はるみん!?


え、何どう言うこと?


「昨日のイメチェンで雰囲気が変わって…モテモテになった」


表情自体は普段と特に変わってはいないけど

ひなちゃんの周りのブルーのオーラが目に見える


「…やだな」


日菜ちゃん


「私が言ったの。前髪邪魔そうだったから切ってみたらって
せっかく綺麗な顔してるのにもったいないよって言ったの。そしたら切ってきてくれたんだけど」


なるほど


日菜ちゃんのアドバイスだったのか


「昨日もほとんど喋れなかった」


日菜ちゃん


「なんかね?こう…他の女の子とかと仲良くしてるのみるとモヤモヤするの」


モヤモヤ…


「嫉妬してるってのは分かってるんだけど」


なるほどぉ嫉妬かぁ…




嫉妬!?


え、嫉妬


嫉妬って嫉妬?


嫉妬(6回目)


モヤモヤ…って


え、じゃあ私


園川くんが他の女の子とハチマキを交換することに…



嫉妬してたんだ



そうだ…言われてみれば




やだな…私


めっちゃ好きじゃん




「どうしよう…私何すればいいんだろう」


日菜ちゃん


「えっと…他の女の子に負けないくらいアピールしてみるとか?」

あ、ちょ、待っ

めっちゃ適当なこと言ったかも


「なるほど。さすが華乃ちゃん」


え、いいの?


「やっぱ自分から動かなきゃ意味ないよね」


うぐ


今の私にはかなり刺さる言葉



だってハチマキのことが気になるだけで何一つ聞けてないんだから