「そうだ。長谷川くん」
「ん?」
抱きつかれた状態のまま顔を少し上げて私を見上げる
「知ってた?園川くん、今陸上部なんだよ」
「…え?」
やっぱり知らなかったか笑
「園川くんに聞いてみたら?なんで陸上部なのか」
きっと…
長谷川くんの思う返事をくれるはずだよ
「うん…そうする」
なんか…
解決したのかなこれ
え、ていうか
私頑張ったよね
結構頑張ったよ。人見知りな割には…
一回スイッチ入ると止まらなくなっちゃう悪い癖だけど
今回ばかりは役に立った…気がする
「西村華乃」
「ん?」
「ありがと…」
!!
役に立ったみたい!
「いいえ」


