トワイライト(上)



その手が包まれるや否や、押し付けるように唇が重なり、生温かい先が縁取るようになぞりだす

緊張して止めた息を洩らした合間を潜って滑り込み、口内を辿って深く這い回りながら絡んで解けていく

そのまま自然に布団の上に身体が手折れ、何度もキスを重ねた唇が覗いた肌に触れ回る


かさついた手が服の隙間を抜け、膨らみを辿る指先を掴んだ


「ごめん……止められない……」


「だ……め……こんな……こと……」


その手は止まらずに服を捲くり上げ、唇は全身を縫うように這い回る

幾つも零れる吐息、跳ね上がる声、奪われる唇


「好きだよ……茅紗……」


押し寄せる身体に背中を指が滑り落ちる


名前を呼ぶ声に掻き乱され、耳元で洩れる荒い息が鼓膜を叩く


激しさを増した肌を合わせ、呼吸も出来ないほどのキスに気が遠くなる


「茅紗……もう……」


揺れて光るピアスが頬を撫で、熱を纏う身体が包み込む


息を切らしながら唇を重ね合い、彼を好きだと確信していた