その手が包まれるや否や、押し付けるように唇が重なり、生温かい先が縁取るようになぞりだす
緊張して止めた息を洩らした合間を潜って滑り込み、口内を辿って深く這い回りながら絡んで解けていく
そのまま自然に布団の上に身体が手折れ、何度もキスを重ねた唇が覗いた肌に触れ回る
かさついた手が服の隙間を抜け、膨らみを辿る指先を掴んだ
「ごめん……止められない……」
「だ……め……こんな……こと……」
その手は止まらずに服を捲くり上げ、唇は全身を縫うように這い回る
幾つも零れる吐息、跳ね上がる声、奪われる唇
「好きだよ……茅紗……」
押し寄せる身体に背中を指が滑り落ちる
名前を呼ぶ声に掻き乱され、耳元で洩れる荒い息が鼓膜を叩く
激しさを増した肌を合わせ、呼吸も出来ないほどのキスに気が遠くなる
「茅紗……もう……」
揺れて光るピアスが頬を撫で、熱を纏う身体が包み込む
息を切らしながら唇を重ね合い、彼を好きだと確信していた



