『卒業おめでとうございます』

泣きじゃくって顔をグチャグチャにしなが
ら、その言葉は歪まずに言い切って見せたお
前の瞳は翠玉の様で、その眼が俺の眼に焼き付いて離れないんだ。


なあ、紫月。俺はどうしたらいいか考えたよ。
お前のことは× × × 。最初に会った時は入学式の時。周りから頭1つ分抜け出ていてしかも銀髪だから余計目立ってて。部に入った時の印象はタッパあんなーっておもった。でも俺が笑いかけるとポカンとして、そのあと笑い返してくれて、そんときの顔にギュッっとなってそれが今思うとそうなのかなって思う。でも練習になってからは生意気だしレシーブ下手だしで、俺の背のこと言ってくるしであんまりだった。まあ可愛い後輩に変わりはないんだけど。そして卒業式の時おめでとうの言葉と共にその言葉を言った。俺もお前のことが× × × 。でも、、お前のことが× × × からこそ、✕ ✕ ✕ ✕ 。そういった俺のことを見る目はとても悲しそうで、でもお前の幸せを願うから。どうか俺のことは忘れて、また誰かと笑っていて。