7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。

「樹(イツキ)、おはよ!」


あたしと同い年の青島樹。

青島家の長男。


「珍しく、今日は早いんだな」

「なによー。まるで、毎回あたしが遅刻してるみたいな言い方…!」

「実際そうだろ」


傍から見れば、無愛想でぶっきらぼう。

でも、そんな樹があたしの幼なじみ。



あたしと樹は、同じ病院で同じ日に生まれた。

あたしのママと樹のおばさんは、その入院中に仲よくなった。