7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。

「乃愛、寝てるぞ」

「…えっ!あ…、ごめん」


樹の声と、デコピンをくらって我に返る。

見上げると、目を細めてこちらを見つめる樹の顔。


どうやらあたしは、シャーペンを握ったままうとうとしていたようだ。



だいたいの範囲は勉強し終わったけど、まだテキストの問題が残っている。


「樹〜、ちょっと仮眠取らな〜い…?」

「取らない。つーか、取らせない」