7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。

樹の家の前に行くと、玄関のドアの前に荒々しく倒されたままの自転車があった。


「樹、自転車…」

「…ああ。乃愛の悲鳴が聞こえたのに、丁寧にスタンド立ててる場合じゃないだろ」


高校の入学時に買ってもらった新しい自転車なのに、それを投げ捨てて駆けつけてくれるなんて…。


倒れた拍子にだろうか、自転車に擦れたようなキズが何ヶ所かあった。


「キズ…ついちゃったね。…ごめんね」