「“ネコの手”って聞いたことあるだろ?そうして、切ってくんだよ」
今度は、包丁を握る右手に樹の右手が重なる。
そして、トントントンと包丁がタマネギを薄く捌いていく。
「こうするんだよ。ちゃんと見てるか?」
「う…うん」
とは言っても、耳元で囁かれる声。
樹に包み込まれるような形で…。
まるで後ろから抱きしめられているみたいで、恥ずかしくて俯くことしかできない。
今度は、包丁を握る右手に樹の右手が重なる。
そして、トントントンと包丁がタマネギを薄く捌いていく。
「こうするんだよ。ちゃんと見てるか?」
「う…うん」
とは言っても、耳元で囁かれる声。
樹に包み込まれるような形で…。
まるで後ろから抱きしめられているみたいで、恥ずかしくて俯くことしかできない。



