7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。

「“ネコの手”って聞いたことあるだろ?そうして、切ってくんだよ」


今度は、包丁を握る右手に樹の右手が重なる。

そして、トントントンと包丁がタマネギを薄く捌いていく。


「こうするんだよ。ちゃんと見てるか?」

「う…うん」


とは言っても、耳元で囁かれる声。


樹に包み込まれるような形で…。

まるで後ろから抱きしめられているみたいで、恥ずかしくて俯くことしかできない。