漆黒の鏡 記憶のかけら

「あ、沙紅芦」



それから、ダイニングルームの方に赴いた。



「これ、食器」



紫衣羅くんが持ってきてくれたお粥の食器を渡しにやってくると、キッチンには恣枦華くんがいた。



先程までお昼だったので、そのお昼のお皿を洗っている最中だった。



「いいのに、後で取りに行くのに」



「ううん、だいぶよくなったし。ありがとう」



「別に」



「・・・・」


私はなんとなく恣枦華くんをじっと見つめる。



「何?」



「ううん」



「?」





ダイニングを出て、汗かいた体をふきに浴室に向った。



すっきりした様子で浴室から出て、浴室を出て窓の方を見ると、畑から作業をしてる碧斗くんが見えた。




そういえば、今日の私の分担は碧斗くんがやってくれているって言っていた。



「・・・・・・・・」