漆黒の鏡 記憶のかけら

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「・・・・・・ん・・・はあ・・・」



昨日あんな事があったせいか夢見がすごく悪かった。



(寝た気がしない)



それにしても、いつの間にか寝ていたんだ。



(あれ・・・そういえば昨日何か約束していたような。・・・まあ、いいや起きよう)


そう思い目をゆっくりと開けた。


「ん?」



何だろう、先程から妙な暖かい感触を感じるような。



「・・・・・・すぅすぅ」



「・・・!?ええっ・・・えっと・・・どういう状況?」



なぜか沙紅芦ちゃんが寝ていた。



しかも、抱きしめる形で。



「・・・・・・」



なぜこういう状況になっているのかさっぱりだけど、とりあえず少しだけ離れて同じ顔の位置に持っていき寝顔を眺めてみる。


「そういえば、そうだった」



約束の相手は沙紅芦ちゃんだったんだ。



なんという不覚・・・。



「・・・・・・はあ」



とはいえ・・・・・・。



見つめるように沙紅芦ちゃんの寝顔を見つめてみる。



「・・・・・やっぱり似てる、あの子に」



(でも、顔がにているだけなんだよな)


似ているだけで、ただそれだけで、何かがある訳じゃない。


それにしても・・・・・。


「かわいいなあ」


沙紅芦ちゃんはいつもかわいいけど、寝顔もすごくかわいい。



女の子はかわいくて小さくて柔らかいから大好きという、基本手には不順な理由なのだけど、でもかわいいのは事実だからどうしようもない。



沙紅芦ちゃんもかわいいという理由で好きなのも事実だ。



でも、あんなに気に掛けられるとは思わなかった。



弱いのに強い・・・・不思議な子だ。