【ガチャ】
碧斗くんの部屋を訪れると、ここにも碧斗くんの姿はなかった。
「いない・・・・」
一体、碧斗くんはどこにいるんだろう。
「あっ」
(もしかして)
ふとある場所を思い浮かべ、そのまま碧斗くんの部屋から後にしたのだった。
「・・・・・・・・ふう」
碧斗くんの部屋から駆けながら、思い付いた場所へとやってきた。
「やっぱり、ここにいたんだ」
「沙紅芦ちゃん?」
碧斗くんが居たのは小動物の小屋ではなく、中庭にある庭園の温室である。
ここの温室は薔薇園の温室になっていて、中に入るとふわっと穏やかで上品な甘い香りが漂ってきた。
「えっと、探してたの」
「そうなんだ」
(・・・・・やっぱり変だ)
碧斗くんの表情を見ると、やはりいつもの碧斗くんの様子とは異なっていた。
「・・・・・・・・」
私は何かを言う訳ではないまま、そっと碧斗くんの側に近寄った。
碧斗くんはしゃがみ込んで薔薇の花びらに触っている様子になんとなく絵になるなっと感じた。
(なんか天使の王子様みたい)
本当に碧斗くんって綺麗な顔をしているね、紫衣羅くんもそうだけど。
「綺麗だよね、この薔薇」
「そうだね」
この薔薇園はよく朱笆さんが見ているみたいで、朱笆さんが「育ちがすごく良い」と言っていた。
薔薇園はたまにくるけど、いつ見ても本当に綺麗な薔薇が咲いている。
碧斗くんの部屋を訪れると、ここにも碧斗くんの姿はなかった。
「いない・・・・」
一体、碧斗くんはどこにいるんだろう。
「あっ」
(もしかして)
ふとある場所を思い浮かべ、そのまま碧斗くんの部屋から後にしたのだった。
「・・・・・・・・ふう」
碧斗くんの部屋から駆けながら、思い付いた場所へとやってきた。
「やっぱり、ここにいたんだ」
「沙紅芦ちゃん?」
碧斗くんが居たのは小動物の小屋ではなく、中庭にある庭園の温室である。
ここの温室は薔薇園の温室になっていて、中に入るとふわっと穏やかで上品な甘い香りが漂ってきた。
「えっと、探してたの」
「そうなんだ」
(・・・・・やっぱり変だ)
碧斗くんの表情を見ると、やはりいつもの碧斗くんの様子とは異なっていた。
「・・・・・・・・」
私は何かを言う訳ではないまま、そっと碧斗くんの側に近寄った。
碧斗くんはしゃがみ込んで薔薇の花びらに触っている様子になんとなく絵になるなっと感じた。
(なんか天使の王子様みたい)
本当に碧斗くんって綺麗な顔をしているね、紫衣羅くんもそうだけど。
「綺麗だよね、この薔薇」
「そうだね」
この薔薇園はよく朱笆さんが見ているみたいで、朱笆さんが「育ちがすごく良い」と言っていた。
薔薇園はたまにくるけど、いつ見ても本当に綺麗な薔薇が咲いている。

